194勝

性懲りもなく、また球場へ。

先発投手・山本昌という発表にスタンドがどよめく。

去シーズンの成績といい、東京ドームでの謎の降板といい、限界説まで囁かれるような状況となっていた昌にとっては一発勝負ともいえるこの試合。しかし彼は鬼気迫る表情で初回からすごいボールを投げまくり、赤松・東出・天谷を三者連続三振という鳥肌が立つような（←誤用）立ち上がりを見せたのである。正直びびりました、はい。

その後も後先考えない全力投球で5回まで広島打線をほぼ完璧に抑え（唯一のヒットを放った石原も和田がレーザーで刺した）、迎えた6回。1死1・3塁のピンチ。得点圏に走者を背負い、これまでと同じくセットポジションで球威が落ちて打ち込まれるパターンかと思われたがこの日の昌は違った。気合いで赤松をねじ伏せ、代打緒方も打ち取ってピンチを脱出、68球でお役御免となった。通算194勝目、お見事。

左バッターに対する内角低めのスクリューボールがとにかく凄くて、あれは打てん。そしてようやく援護した打線もよく頑張った。
　
山本昌VS緒方、最高に燃える勝負だったよ。